仕事で企業の社長さんや政治家さんに会うけど、だいたい功成り名を遂げたオジサンは、自分の話しかしない。ぶわーっと自分の喋りたい事をしゃべって、時間がきたら次の予定へと去っていく。会見終了後その部下の人と飲みに行くと「ああ言う人なんです…..」という愚痴が聞こえてくるのも、日常茶メシ事。
でも昨日会った社長さんは違った。私のような若輩に、めちゃくちゃ質問攻めをして来た。答えるたびに「それで?」「何で?」「例えば?」とほじくってくる。答えながら変な汗をかいてしまった。久々にガチの「ほいでほいでマン」に会った。
(「ほいでほいでマン」とは、お笑い怪獣・明石家さんまさんの異名。さんまさんが番組で、タレントさんのトークを「ほいでほいで?」と深掘りしていき、どんどんトークを面白くしていくアレです。)
人との会話は聞く7割、話す3割くらいがちょうど良い。聞いて、更に聞いて「ほいでほいで?」と深堀りしていく。相手と一緒に、そのトークを面白くしていく。トークのボールが自分に回って来た時は、聞かれた事にだけを手短に、しかし全力のクリエイティビティを混ぜ込んで話して、終わったらすぐパスする。
オジサンになっても、ほいでほいでの精神を忘れたくないものです。