爆烈!台湾のフードデリバリー事情

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画像出典: 經理人

 

日本でもUber Eatsの普及は進んでいますが、「食」へのこだわり(執着?)が非常に強い台湾でも、フードデリバリーサービスの利用者は急速に増加しています。

 

日本(というか東京)の街中では、Uber Eatsの緑色の箱を搭載した自転車をよく見かけますが、台湾でもっとも多く見かけるのは、ピンク色の箱です。目を引くピンク色の箱にパンダのイラストがあしらわれた、ドイツ発祥のデリバリーサービスFood Pandaは、近年特にアジア諸国で急速に拡大しています。この記事によると、台湾では目下55%のシェアを獲得しており、1万以上の店舗が加盟しているとのことです。

 

そしてなかなか興味深いのは、同社にようと台湾市場でも地域によって消費傾向に特性があるらしく、同社の調査によると、台北のある北部は「知名度のあるレストラン」が好まれ、中部では「地元のローカルフード」、南部では「よくあるチェーン系レストラン」のデリバリー人気が高いそうです。ひとことで台湾といっても、地域差があるというのは参考になります。

 

また、デリバリーでガッツリ稼ぐ人も出てきて、平均月収3〜4万元の台湾で、10万元以上稼ぐ猛者もいます。

 

 

↑28日連続勤務、1日平均41回配達して、月収10万元の荒稼ぎ!!!

 

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↑2番手のUberと比較するとこんな感じ。Uberは1回あたりのフィーがやすい一方、雨が降ったり深夜だったりすると割増が大きい。

 

まぁこれら人力を利用したフードデリバリーは、完全自動運転が普及するまでの過渡期のサービスですから、今後IoTの進歩に伴い、ドローンや無人自動車による配達へと変遷していくものと思われますが…。

 

皆様も訪台の際は、小龍包や胡椒餅など台湾ご当地グルメをご注文してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

吉田 皓一のアバター 吉田 皓一 ジーリーメディアグループ代表取締役

奈良県出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、朝日放送入社。総合ビジネス局にて3年勤務ののち、ジーリーメディアグループ創業。台湾香港に特化した日本観光情報メディア「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」を運営する。台湾での著書に「吉田社長的台日經濟學」など。台湾でチャンネル登録35万人のYouTube「吉田社長JapanTV」運営。歌手として、47都道府県を47歌う「音(on)Bouund Project」推進中。HSK漢語水平考試6級(最高級)及び中国語検定準1級、国際唎酒師(中国語)所持。

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