こんな記事↓がありました。
プレジデントオンライン”眠気を誘う効果と糖尿病に「おにぎり2個とジュース」が最悪ランチな理由”
これはガチです。
昼前のコンビニで、おにぎりor菓子パン&野菜ジュースだけ買ってる人、けっこう見かけるけど、こういう食べ方はやばい。最高に「意識低い系」ランチです。
ご飯・パン・麺など糖質を多く含む食べ物は、空腹でいきなりドカッと食べるとマジ危険です。炭水化物は胃や十二指腸で消化され小腸から吸収されます。吸収された糖分がブドウ糖等として血管内に取り込まれると血糖値が上がり、それを下げようと、すい臓からインスリンが分泌されます。空腹時に炭水化物を一気に食べると、血糖値も一気に上がるので、インスリンも大量に分泌され、その後一気にさがります。所謂「血糖値スパイク」が起こりがちです。
高血糖状態が続くと糖尿病リスクが、血管がボロボロになると動脈硬化などのリスクが高まります。そして血糖値が急降下したあとには半端ない眠気に襲われます。
画像出典: 産経新聞
以上の理由から、おにぎりorパンと野菜ジュースは、引用元の指摘通り、最悪のランチだと言えます。
ふだん健康診断は空腹時に受診するので、この血糖値のジェットコースターは見落とされがち。しかし潜むリスクは上述のように小さくありません。
私も以前は朝食を摂る習慣がなく、ランチのあと1〜2時間後に強烈な眠気に襲われておりました。おそらく体内で血糖値が乱高下していたのだと思います。しかし最近は朝に(重度の宿酔でも可能な限り)サラダや納豆をすこし食べるようにしただけで、ランチの後に眠気を感じることはほとんどなくなりました。そして、ランチも丼や麺類をガガーッとたべるより、野菜や肉・魚などタンパク質を炭水化物の前に多く摂るようにしています。
↑東京にいるときのある日のランチ。しゃぶしゃぶサラダと納豆と卵。ダラダラゆっくり時間かけて食べます。
↑台湾での、ある日のロケ弁。めっっっちゃ美味しそうなのですが、この量の白米を全部一気に食べると良くないので、食べ始める前にご飯の半分をガバッと、隣で食べているアルバイト君にあげました(パワハラ・メシハラではございません)
↑香港出張中の昼メシ。夜の爆烈に備え、ランチは軽めに。ビーガン専門店は、多種多様な野菜をいろんな調理法で美味しく提供してくれるので、オススメです。
また、ランチを一切食べないで空腹状態が続くのもよくないので、軽くは食べる、そして夕方に小腹が空いたら我慢せず、野菜スープなど低カロリーなものを少量いただくのも効果的です。スープものはお腹を温めるので、特にオススメです。
良い仕事をするうえで「飯」は非常に重要な要素です。ナポレオンは An army marches on its stomach.(軍隊は胃袋に頼って前進する)と言いました。日本風に言うと「腹が減っては戦はできぬ」でしょうか。大事な大事な戦闘糧食である昼食に、コンビニのおにぎりや菓子パンだけとか、そんなしょぼい飯をモソモソ食ってたら、良い仕事はできません。また、You are what you eat.(あなたは、あなたが食べた物でできている)とも言います。人間の肉体は日々食べたもので構成されています。健康なものを食べれば健康な肉体が、そうでないものをたべればそうでない肉体が形成される、とてもシンプルな道理です。
格言だらけ恐縮ですが、最後に1つだけ。フランスの美食家・ブリア=サヴァランの有名な言葉に「あなたが今日食べたものを言ってみたまえ。あなたがどんな人か当ててみせよう。」てのがあります。サヴァラン自身が法律家・政治家で、恵まれた地位にあったからこそのポジショントーク、とは思いません。おにぎり2個と野菜ジュースでしめて約350円、350円あれば、家で相当健康バランスの良いお弁当が作れます。だからお金があるとかないとか関係ありません。そして、その人がどんな人間か、何を考えて生きているかは、何を食べているかに顕れます。
↑毎日油物ばかり食べている人、バランスよく健康的に食べる人、菓子パンと野菜ジュースだけの人。日々何を考えて生きているかは食べるものに顕れます。
スマートに良いものを食べる事で、良い仕事をしたいものです。
そして夜は爆ぜる!!!