本日札幌新千歳から東京羽田行き。
機内で日本酒を頼んだら、ベテランのCAさんが「八海山(はっかいさん)でございます」と持ってきた。えっ!八海醸造さんがANA向けに!?と驚いてラベルを見たら、正しくは鳥海山(ちょうかいさん)。
読み違いなんか誰にでもあるので、そんな事はどうでも良い。富士山みたいに有名な山じゃないし、ワテみたいに日本酒バカでもないだろうし、鳥海と聞いて「重巡・鳥海」や「護衛艦・ちょうかい」を想起する事もないだろうから。
問題は、間違いに気づきながらスルーするワテです。「いや、間違ってますよ!」とわざわざ言うのは、なんだか躊躇するというか、こいつイチイチうっさいなと思われそうで、気が引ける。だから何も言わない。
そう言えば以前、取引先の社長と会食をした時、マスクを外した社長の鼻から、岩石のようなハナクソがニーハオしていたのだけど、俺は一切なにも言わなかった。それで恥ずかしいと思わせたくないので。ひたすら「早く、おしぼりで口を拭くついでとかに、取れてくれ…..」と内心願いつつ。
しかし、逆の立場になってみると、鳥海山を八海山と言って提供し続けるのも、岩石ハナクソニーハオも、当人からしたら「いや言ってくれよ!」という話で、指摘してあげた方がその人の為なわけである。
それを言ってあげないのは、結局は自分が嫌われたくないから、その人からより良く思われたいからというエゴ、自己愛以外の何者でもない。そしてそれをさりげなく指摘してあげるウィットも、自分には無いわけで…..
などと言うとめどない自己嫌悪とともに、羽田に到着します♨️
今宵は銀座方面へ進撃します!?