リーマンで消耗している人は社長になるべき

経済産業省によると、今後10年のうちに、日本で70歳(平均引退年齢)を超える中小企業の経営者は245万人、うち約半数の127万人が後継者未定。現状を放置すると、10年間で650万人の雇用と22兆円のGDPが喪失するそうです。

 

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出典:経済産業省HP

 

まさに、大廃業時代!!!

 

そして本当に残念なことに、平成28年度の休廃業または解散企業のうち、約50%が黒字、つまり利益は出ているのに廃業!という状況です。

 

サラリーマンも公務員も、どんどん会社を買って社長をやるべきです。ゼロイチの起業はリスクも大きいし、事業を軌道に乗せるまでしんどいけど、承継であれば既に人員や取引先もあり、ビジネスモデルも確立されています。会社はウミガメと一緒で、孵化して海までたどり着くまでに海鳥に喰われたり、海にたどり着いても小さいうちは魚に喰われたりするけど、ある程度の大きさになればそう簡単には死にません。

 

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そしてサラリーマンや公務員の最大の強みは、卓越した常識やマナー、調整力。この辺のスキルは、事業の遂行に非常に重要なのだけど、起業家はこれらが欠如してる人が結構多いです(←それがし自身の自戒も含め)。

 

安定して黒字なのに、後継者がおらず廃業を余儀なくされるケースは、これから日本全国でどんどん増えます。

 

日本では伝統的に、優秀な人はみんなサラリーマンや公務員になりますが、今後は彼らがどんどん経営者にならないと、日本の産業が大きく衰退してしまいます。最近「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」という本が良く売れているそうです。

 

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リーマンで消耗してるなら、さっさと辞めて社長になって、日本経済に貢献すべき!

 

それがしもいつか、地方の酒蔵を買って、自分が思う理想の酒を醸そうと思っております。

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この記事を書いた人

吉田 皓一のアバター 吉田 皓一 ジーリーメディアグループ代表取締役

奈良県出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、朝日放送入社。総合ビジネス局にて3年勤務ののち、ジーリーメディアグループ創業。台湾香港に特化した日本観光情報メディア「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」を運営する。台湾での著書に「吉田社長的台日經濟學」など。台湾でチャンネル登録35万人のYouTube「吉田社長JapanTV」運営。歌手として、47都道府県を47曲歌う「音(on)Bouund Project」推進中。HSK漢語水平考試6級(最高級)及び中国語検定準1級、国際唎酒師(中国語)所持。

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