今年も社員旅行に行ってきました

当社は、創業以来、社員旅行をとても重要視しています。

令和のいま、社員旅行はもはやオワコン、若い人には「プライベートを削ってまで、行きたくない」「旅行に行くならその代金をお金でほしい」という人も、少なくない。

しかし、台湾ではいまなお、社員旅行は盛んに行われています。

また、多国籍社員が集う会社のカルチャーフィットを確認する上でも、非常に重要です。「旅行代金を、お金で欲しい」というような人は、ウチの会社に居て欲しくない。だから、一体感を再認識するために、必ずやります。

当然ながら全額会社負担、土日は使わず、平日に開催します。これまで、沖縄や白馬、東北、台南、伊勢志摩、熊本などに出かけました。

そして創業13年目の今年は、「札幌」。私がラジオのレギュラー番組をもってる関係で、7年にわたって毎月通う、人口200万人を有する、アジア最北端の巨大都市です。

札幌を7年間、毎月往来して培った人脈と知見をフルに活かした、渾身のプランニング!

初日はエスコンフィールドへ。

球団のご厚意で、全員分のユニフォームをプレゼントいただきました。

よるの宴会は、札幌駅ウエ、JRタワー日航の36Fへ。

私と同じラジオ局で人気番組を担当するヤマタくんとハイジさんにMCを、ゲストに私の相方DJマクシーンをお迎えしました。

ラジオ局の営業さんやディレクターさん、スポンサーのエバー航空さんとHBCトラベルさんも、御招待。

そして、社長がマイ歌を熱唱。my 5thシングル「SAPPORO Calling」、聴きたくないとは言わせない。気持ちよく歌わせていただきました!笑

そして、旅行期間中に誕生日を迎える台湾人社員に、誕生日サプライズ。数年前から「いつか、みんなにお祝いして欲しい」と言ってたので、実現させていただきました。

この日のためにオリジナルTシャツを秘密裏に制作し、本人以外の全員に配っておきました。本人はKinki Kidsの大ファンということで、BGMは「フラワー」。嘘の用事で一旦外に本人を連れ出し、全員大急ぎでセッティングしてもらいました。

すすきのに転じて2次会をカマしたあとは、飲みべの高い順の精鋭メンバーで、すすきので最もシャンパンが売れる店、スナック・トレンディへ進撃。松井さん、最高の夜をありがとうございました。

個人的にアツかったのは、札幌で俺の大好きなレストランに、社員のみんなを案内できたこと。

2日目の夜。和食、寿司、イタリアンなどのリクエストを聞いた上で、わたしが7年かけて編纂した、渾身の「札幌グルメリスト」から厳選した店に、4名くらいの小チームにバラけて行ってもらいました。

2次会の会場で全員再集結した際、各員からの「美味しかった!」の声に、内心ガッツポーズしてました。

東京に戻ってから、週報にも多くのフィードバックが。

今回は旅行のプランニングからレストラン予約まで、全部わたし1人でやりました。

ふつうに考えたら、経営に専念すべき経営者が、一軒一軒店に電話をかけたり、景品を買いに走ったり、余興の小道具作りに徹夜なんて、するべき事ではないかもしれません。

しかし、私には確信があります。「宴会には、サイエンスからアートまで、ビジネスに必要な要素が詰まっている。」、言い方を変えれば、宴会の仕切りが上手いやつは、仕事もできる。

たとえば、参加者全員の苦手食材のチェックや、雨天時のBプランを常に用意するのは、リスク回避そのもの。宴会の席次で、どの人とどの人が同じ卓になれば話が盛り上がるか?どのタイミングで余興を入れ、サプライズを入れる?これは、高い想像力とクリエイティビティが求められます。ひとりでもつまらない、或いはイヤな思いをしたら、その幹事は失格。

だからこそ、背中で見せたいのです。

また、彼らは私にとって、わが社が観光と食で、日本とアジアの繁栄に貢献していくための、かけがえのない仲間たちです。

過去最高の売上&年間利用者数を更新できたのも、私が普段あちこちフラフラしたり、歌や日本料理など新しい挑戦に全力を投じられるのも、彼らのおかげ。

中国古典の有名な言葉に「君は舟なり、臣は水なり」というのがあります。リーダー(舟)は、メンバー(水)によって、浮かぶ事をゆるされているだけの存在にすぎない、ということです。

舟は水に浮かぶことで前に進めるが、一方で、舟を転覆させるのも、また水である。という意味です。

彼らに感謝の気持ちを伝えるためには、こういった機会は不可欠ですし、何より我々は観光メディアの会社ですから、本当に美味しいものを味わい、たまにはバカ騒ぎすることも、仕事の一環です。

最高に幸せな3日間でした!出し切りました!

また1年間、しっかり励みます。

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この記事を書いた人

吉田 皓一のアバター 吉田 皓一 ジーリーメディアグループ代表取締役

奈良県出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、朝日放送入社。総合ビジネス局にて3年勤務ののち、ジーリーメディアグループ創業。台湾香港に特化した日本観光情報メディア「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」を運営する。台湾での著書に「吉田社長的台日經濟學」など。台湾でチャンネル登録35万人のYouTube「吉田社長JapanTV」運営。歌手として、47都道府県を47曲歌う「音(on)Bouund Project」推進中。HSK漢語水平考試6級(最高級)及び中国語検定準1級、国際唎酒師(中国語)所持。

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