はるか昔、豊臣秀吉が墨俣に一夜城を築き、敵味方の度肝を抜いたのは有名な話です。
秀吉は優れた働きをした人足たちに褒美を多く与え、彼らの作業を競わせて、結果として神がかり的な速さで築城を達成したと言います。
これやがな!競争やがな!!
ということである日突然思いつき、さっそく社員を競わせてみました。
社内を東軍・西軍に分けて、東軍は北海道・東北・東京・沖縄、西軍は関西・北陸・九州のそれぞれのコンテンツを担当し、PVを競ったり、企画を競ったりして、勝った方にボーナス、というのを導入してみたわけです。
が
実施1ヶ月と経たぬうちに、社員から非難轟々。
東京・大阪・台北オフィスのほぼ全員から
「競争するのはイヤだ」「意味がわからない」とボロクソに言われましたw
「競い合うより助け合ったほうが絶対に良いものができる」とも。
これが中国人なら「競争に勝って、より高い評価と報酬をもらうのは当然のこと」「私の方が優れてるのに、評価が同じなのは許せない」と考えるでしょう(あっちのが社会主義国なのに)が、台湾人は必ずしもそうでないようです。ある意味、日本人ぽいのかも知れません。
自分で言うのも何ですが、ウチは零細企業の割に、非常に優れた人材が揃っています(社長はポンコツですが)
そしてほとんどが台湾人、なおかつ女性です。
彼女ら戦闘力の高い武将に、どうやってやる気になっていただくか、まだまだ修行が続きます。