GWはバンコクに行ってまいりました。
バンコク道中、夜は街中を出歩いていたのですが、昼間はうだるような暑さなので、わたくし毎日毎日、来る日も来る日もホテルで「横山光輝三国志」を読んでおりました。ほぼ10年以上ぶりに、全巻読破しました。iPadで60巻、男気全巻ダウンロードです。
みんな大好き、三国志。
本作、最近はLINEのスタンプになったり、日経新聞の広告に使われてたりと、改めて目に触れる機会が多くなっております。
三国志演義において、曹操は、漢王朝を簒奪せんとする「悪役」であり、なおかつ蜀の関羽や呉の周瑜などにボコボコにやられる「ヘタレ」です。
しかしそんな「ヘタレな悪役」に描かれる曹操(正史では超・英雄)ですが、彼のすごいところは、異様なまでに人材登用に情熱を燃やす「人材マニア」だった事です。その採用方針はとてもシンプルで「唯才是挙」(ただ、才のみ挙げよ=能力がある者であれば誰でも良い)、良い人材がいると聞けばどんなに忙しくても会うし、敵の武将でも才能有りと見れば処刑せず、必ず帰順を持ちかけます。
古来より「千軍は得易きも、一将は得難し」(=兵隊を1,000人募るのは簡単だが、リーダーを1人採用するのは難しい)と言います。
会社も同じです。社員をいっぱい採用するのは簡単、でも組織を統率するリーダーを採用する(or 育てる)のはじつに難しい。
弊社も五虎大将軍を……などととり止めない事を思いながら、黄金週間は終わりました。