千軍は得易きも、一将は得難し 

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GWはバンコクに行ってまいりました。

バンコク道中、夜は街中を出歩いていたのですが、昼間はうだるような暑さなので、わたくし毎日毎日、来る日も来る日もホテルで「横山光輝三国志」を読んでおりました。ほぼ10年以上ぶりに、全巻読破しました。iPadで60巻、男気全巻ダウンロードです。

 

みんな大好き、三国志。

 

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本作、最近はLINEのスタンプになったり、日経新聞の広告に使われてたりと、改めて目に触れる機会が多くなっております。

 

三国志演義において、曹操は、漢王朝を簒奪せんとする「悪役」であり、なおかつ蜀の関羽や呉の周瑜などにボコボコにやられる「ヘタレ」です。

 

しかしそんな「ヘタレな悪役」に描かれる曹操(正史では超・英雄)ですが、彼のすごいところは、異様なまでに人材登用に情熱を燃やす「人材マニア」だった事です。その採用方針はとてもシンプルで「唯才是挙」(ただ、才のみ挙げよ=能力がある者であれば誰でも良い)、良い人材がいると聞けばどんなに忙しくても会うし、敵の武将でも才能有りと見れば処刑せず、必ず帰順を持ちかけます。

古来より「千軍は得易きも、一将は得難し」(=兵隊を1,000人募るのは簡単だが、リーダーを1人採用するのは難しい)と言います。

 

会社も同じです。社員をいっぱい採用するのは簡単、でも組織を統率するリーダーを採用する(or 育てる)のはじつに難しい。

弊社も五虎大将軍を……などととり止めない事を思いながら、黄金週間は終わりました。

 

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この記事を書いた人

吉田 皓一のアバター 吉田 皓一 ジーリーメディアグループ代表取締役

奈良県出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、朝日放送入社。総合ビジネス局にて3年勤務ののち、ジーリーメディアグループ創業。台湾香港に特化した日本観光情報メディア「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」を運営する。台湾での著書に「吉田社長的台日經濟學」など。台湾でチャンネル登録35万人のYouTube「吉田社長JapanTV」運営。歌手として、47都道府県を47曲歌う「音(on)Bouund Project」推進中。HSK漢語水平考試6級(最高級)及び中国語検定準1級、国際唎酒師(中国語)所持。

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